「コロナ禍」オランダ事情、ならびに欧州版も凄いですね。
2020-08-01


オランダ在住の知人から、コロナ禍の中での状況についてメールがありました。お国柄やら何やらが丸出しになり、何だか凄いですー。
※確認を得て転載。こちらの事情で数ヶ所ほど改訂。
…。
さて日本のコロナ政策はかなり「すっ飛んでいる」と思いますが、オランダも負けていません。

先ずこの一週間は「マスクを公共で義務化したいのだけど、できない政府」でもちきりです。

とにかくオランダ人は何かと反対するのが好きな性格が多く、「コロナ対策ぜーんぶ反対」と旗揚げした群衆がどんどん大きくなり力をつけてきています。
「感染学を学んで中退した男性ダンサー」が首謀となり 「アンチコロナ対策・ウイルス・クレイジー」なるグループを結成。

今まで抑制されて不満爆発だった群衆を巻き込み、みるみる大きな組織に。かなりの支持を得て弁護士や有力者もついて
  「コロナ対策は民主主義ではない」なるスローガンを発し 「距離を保つ反対、マスク反対、集団で歌う、踊る、ハグ、キス普通にしよう」など、
ほぼ無茶と思えることを平気で言ってます。イデオロギーのすり替え??と思うのだけど、かなりまともらしい主張に見る人が多い。

支持層も若者だけでなくイイ年の高齢者もいたりして、「さすがオランダ味」を出してます。

これには政府も真剣になりつつあり、*政府のマスク義務が*オランダの基本法に抵触する可能性があるらしく、裁判に持ち込まれるとヤバい事がわかりトーンを柔軟化。 *これはオランダが非常宣言を出していない事に起因するらしい。非常宣言が出ていればマスクの義務化は問題ないはずなのに。*

*なぜならマスクを衣類の一部と主張され、衣類の選択着用は個人の自由であり義務にはできないという流れらしい。(イスラムのスカーフみたいな) おかげで公共マスク着用義務にしているベルギー、ドイツからにらまれる結果に。

ベルギーに至っては、今週アントワープ市で夜間外出禁止令が出ていて、「オランダ人来ないでね」と言ったり。負けじとオランダも「アントワープに行くな」と。

アムス (テルダム)の目貫通りはすごい混雑にも関わらず「マスクは義務じゃなくてアドバイス的につけましょう」方針が浸透してるので、
マスクなんか習慣にない欧州人観光客は早速「外しちゃえ」と。もちろん大半のオランダ人も。

TVニュースでドイツ人とベルギー人にインタビュー「楽でいいね。国境越えたらまた着けるけど」と言っていた若者が印象的でした。

これには医療関係者は猛反発・・・ 確かにしてたのですが、今日のニュースでオランダの心理、精神学会は反コロナ対策に同調した意見を持ち
「ハグ、キスは必要だ!」なる声明を出し医療関係者との対立という事でした。

個人主義の最たる結果で、個人の主張を貫かないと生きていけない社会構造の最も際立った国だと思います。国際的モラルとかマナーなんて通じない。

いや、逆手にとって、これがウチラのモラルです。みたいな。
「ばっかじゃないの」(註1)と言いたいです。

 註1)  知人はいろいろと海外を経巡った偉丈夫の紳士です。しかし、ブログに悪口を書く楽しみを知った執筆者の私から、何と海外へと悪影響が及んでしまいました。大変に申し訳ありません。(T.K.)

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補足すべきところがあったので追記します。

オランダは民主国家なのでこのブログ(「寺子屋心理学」)が理由で、もしオランダに来た時に逮捕・・なんて無いと思います。
この国は殺人しても投獄2-3か月とか、しかもホテル並みの一人部屋の監獄で携帯使用も認められていますから。(ばっかじゃないの?・・・・というブログのフレーズ好きです)
もし仮にオランダ入国時に逮捕されても2-3か月で出れますし、かなり快適な投獄生活を体験できると思います。

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さてマスクの続編です。


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