オランダ在住の知人からのメールで、コロナの感染拡大のため「夜間外出禁止令」が出て、これに人々が反発して暴動があちこちで起きている―という状況。
それと、大みそかの年に一度の「花火打ち上げの大騒ぎ」の話を知らせてくれました。
オランダは毎晩9時過ぎからニュースの更新が早くなってあちこちの暴動が飛び込んでくる異様な時間です。昨夜は警官、機動隊負傷10人。逮捕者60-70名とのこと。成田抗争が全国各地で起きている感じです。 第二弾送ります。日本国内の親戚とも話をしていて、花火と大雪の話があり、それを引用しています。
○オランダ夜間外出禁止に反対する暴動―
夕べはどう見ても移民の連中というグループもいたり。
あくまでも人種で判断は出来ませんけど。見ると「やっぱそうか」と思ってしまう自分も移民ですから。
なぜ暴動に至るか? を考えた時にやはり社会へのウップンが根底にあるかどうか? が鍵だと思います。
貧富の差は必ず存在するけど、日々家庭で幸せに、満足して暮らしているかどうか? の影響が大きい・・と思います。
日々苦しい思いをしていると酒、薬物などに逃れ、そこからまた新たな快楽や犯罪といったものにひかれていく。
そこまでいかないにしても、自由を奪われた という感覚から窮屈感が増して日ごろのストレスが違う形で出てくる。
いずれにしても人間の反応としては当然かもしれないけど、暴動に至るのは少し動物的な反応であると見ています。
欧州では個人主義ゆえに主張は当然です。「自分はこうである、こうしたい。」 は、いくらでも発せるし、認められます。
日本は道理的には認められてますが、主張自体が時として反社会的としてとらえられる文化の社会なので、全然違います。
しかし今回の暴動で思ったのは。「これは主張でもなんでもない」 という事です。単純に破壊行為で何も実りはしないのです。
そこに気づく人たちかどうかは今後の社会の反応によります。
市民の中には立ち上がって暴動に対する見回りなどをする地域もでてきたり、破壊されたものを掃除する姿も報道されています。
市民の99%以上は普通の人なのですから。当たり前と言えばそうです。
やはりモラルとか正義とか自然に出てくる状態でそれが何らかの形で相手側に伝わればすぐ収まると思うけど、まだしばらくはかかりそうです。
これが隣国へ飛び火すると、またえらいことになるし。
○オランダの「大みそか花火」の話
※コメント―
オランダでは普段は花火が禁止されています。しかし、大みそかから新年にかけては花火を上げても良い、というルールです。10年ほど前の大みそかにアムステルダムで体験しましたが、各家庭でも凄まじい量の花火を盛大に打ち上げるので、市内がまるで市街戦になったみたいに夜空に花火が上がり街中には火薬の燃えた煙が充満していました。
なお、花火の購入は12歳以上で、種類によっては18歳以上。花火の販売期間は年末の3日間。
- 日本で花火というと 隅田川にしても富山にしても、災害とか空襲で亡くなった人達の供養などで始まったのが多いと聞いている。
― そうだったんですか、それは初めて聞きました。新しい発見です。だからお盆なのですね。
- 哀愁とか寂しさとか感じるのは、日本人特有の感情なのでしょうか?
― そうです。この風情を感じるのは日本独特の文化です。中国や大陸文化ではその風情感覚自体、極端に少ないと思います。
いかに日本人は繊細な感覚の人種かと最近いつも考えるようになりました。
- 花火を使っての警官との揉め事等 にほんではあまり聞いた事ないのは若い人おとなしいのでしょうか。
― 若い人がおとなしいのではなく、日本ではまだ文化的なモラルと秩序が保たれている証拠です。半面、引きこもりや自殺など別の問題もありますけど。